施工方法
生まれ変わる軟弱地盤
NCBドレーンの施工は通常、改良しようとする地盤上に、排水層とよばれるサンドマット(注1)を敷設し、専用の施工機械で「キャッスルボードドレーン」を打設します。
キャッスルボードドレーン打設後は、上部に建設発生土等を使用した盛土による載荷を施し、改良対象層を圧密促進(沈下)させます。
また、載荷盛土量の不足、工期短縮の観点から、載荷盛土のかわりに真空圧により圧密改良する真空圧密ドレーン工法(キャップ付ドレーン工法)が行われることもあります。
(注1)サンドマットはプラスチックボードドレーンの排水層として扱われる他に、施工機械のトラフィカビリティ確保としても扱われます。
また近年、サンドマットの代替工法として水平ドレーンが採用されることもあります。
地盤改良の流れ(NCBドレーンを活用した場合)
-
STEP1
施工前の状態(浚渫土砂等)
-
STEP2
土木ネットの敷設(トラフィカビリティ確保のため)
-
STEP3
良質砂≒サンドマット(購入土)の敷設
-
STEP4
ドレーン施工(キャッスルボードドレーン)詳細はこちらから
-
STEP5
載荷盛土(建設発生土、流用土等)
NCBドレーン工法の施工サイクル(STEP4の詳細)
-
①
ケーシング打ち込み
-
②
ケーシング引き抜き(ドレーン材のみ残置)
-
③
ドレーン材切断
-
④
アンカーセット
-
⑤
ドレーン機の移動(次杭芯への移動)
-
⑥
①~⑤の繰り返し